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残草問題への不満を解消する

ゲパード

水稲用中後期除草剤
1キロ粒剤/ジャンボ®/エアー粒剤

2022年12月更新

■ゲパード1キロ粒剤の適用雑草と使用方法

◆稲発酵粗飼料(WCS)生産・給与マニュアル記載済

作物名 適用雑草 使用時期 使用量 使用方法 総使用回数#
移植水稲
  • 一年生雑草 及び
  • 多年生広葉雑草
移植後14日~ノビエ4葉期
ただし、収穫60日前まで
1kg/10a 湛水散布
又は無人航空機による散布
  • 本剤:1回
  • ダイムロン剤:3回以内
    (育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内)
  • ピラクロニル剤:2回以内
  • ベンゾビシクロン剤:3回以内
  • メタゾスルフロン剤:2回以内
直播水稲
  • 一年生雑草 及び
  • マツバイ
  • ホタルイ
  • ウリカワ
  • ミズガヤツリ
  • ヒルムシロ
  • セリ
稲2葉期~ノビエ4葉期
ただし、収穫60日前まで
  • 本剤:1回
  • ダイムロン剤:2回以内
  • ピラクロニル剤:2回以内
  • ベンゾビシクロン剤:3回以内
  • メタゾスルフロン剤:2回以内

#本剤及びそれぞれの有効成分を含む農薬の総使用回数の制限を示す。

■ゲパード1キロ粒剤の使用上の注意事項

◇効果・薬害等の注意
  • 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエ4葉期までに時期を失しないように散布してください。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布してください。ホタルイは花茎20cmまで、ヘラオモダカ、ウリカワ、ミズガヤツリは4葉期まで、ヒルムシロは生育期まで、セリは再生期まで、オモダカは矢尻葉3葉期まで、クログワイ、コウキヤガラは草丈30cmまで、シズイは草丈20cmまでが本剤の散布適期です。
  • 移植前後の初期除草剤による土壌処理との体系で使用する場合には、雑草の発生状況をよく観察し、時期を失しないように適期に散布してください。
  • 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平化及び植付作業はていねいに行ってください。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいに行ってください。
  • 散布に当たっては、水の出入りを止めて湛水状態のまま田面に均一に散布し、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(水深3~5cm)を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。
  • 梅雨期等、散布後に多量の降雨が予想される場合は除草効果が低下することがあるので使用をさけてください。
  • 下記のような条件では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけてください。
    1. 1)砂質土壌の水田及び漏水の激しい水田(減水深2cm/日以上)
    2. 2)軟弱な苗を移植した水田
    3. 3)極端な浅植の水田及び植付け不良で根が田面に露出している水田
  • 直播水稲に使用する場合は、薬害をさけるため稲の2葉期以降に使用し、稲の根が露出しているときの使用をさけてください。
  • 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、セリ、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合には十分注意してください。
  • 本剤散布後の田面水を他作物に灌水しないでください。
  • いぐさの栽培予定水田では本剤を使用しないでください。
  • 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にかからないようにしてください。
  • 本剤を無人航空機による散布に使用する場合は次の注意を守ってください。
    1. 1) 散布は散布機種の散布基準に従って実施してください。
    2. 2) 散布機種に適合した散布装置を使用してください。
    3. 3) 粒剤散布装置については、事前に薬剤の物理性に合わせてメタリング開度を調整するとともに、当該水田周辺部への飛散防止のため散布装置のインペラ(スピンナ)の回転数を低速に調整してください。
    4. 4) 散布薬剤の飛散によって他の作物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、ほ場の端から5m以上離れた位置からほ場内に散布してください。
    5. 5) 水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意してください。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
◇安全使用上の注意
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
◇魚毒性等

水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意してください。散布後は水管理に注意してください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

■ゲパードジャンボの適用雑草と使用方法

◆稲発酵粗飼料(WCS)生産・給与マニュアル記載済

作物名 適用雑草 使用時期 使用量 使用方法 総使用回数#
移植水稲
  • 一年生雑草 及び
    多年生広葉雑草
移植後14日〜ノビエ4葉期
ただし、収穫60日前まで
小包装(パック)10個(400g)/10a 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる
  • 本剤:1回
  • ダイムロン剤:3回以内
    (育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内)
  • ピラクロニル剤:2回以内
  • ベンゾビシクロン剤:3回以内
  • メタゾスルフロン剤:2回以内
直播水稲
  • 一年生雑草 及び
    マツバイ
    ホタルイ
    ウリカワ
    ミズガヤツリ
    ヒルムシロ
    セリ
稲1葉期〜ノビエ4葉期
ただし、収穫60日前まで
  • 本剤:1回
  • ダイムロン剤:2回以内
  • ピラクロニル剤:2回以内
  • ベンゾビシクロン剤:3回以内
  • メタゾスルフロン剤:2回以内

#本剤及びそれぞれの有効成分を含む農薬の総使用回数の制限を示す。

■ゲパードジャンボの使用上の注意事項

◇効果・薬害等の注意
  • 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエ4葉期までに時期を失しないように散布してください。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布してください。ホタルイは花茎20cmまで、ウリカワは4葉期まで、ミズガヤツリは5葉期まで、ヒルムシロは発生盛期まで、セリは再生期まで、オモダカは矢尻葉3葉期まで、クログワイ、コウキヤガラ、シズイは草丈30cmまでが本剤の散布適期です。
  • 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平化及び植付作業はていねいに行い、ワラくずなどの浮遊物はできるだけ取り除いてください。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいに行ってください。
  • 散布に当たっては、水の出入りを止めて5~6cmの湛水状態に保ってください。散布後は少なくとも3~4日間は通常の湛水状態を保ち、田面を露出させたり、水を切らしたりしないようにし、また、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。
  • 本剤は小包装(パック)のまま10アール当たり10個の割合で水田に均等に投げ入れてください。
  • 藻や浮草が多発している水田では、拡散が不十分となり、効果の劣る可能性があるので使用をさけてください。
  • 下記のような条件では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけてください。
    1. ①砂質土壌の水田および漏水の激しい水田(減水深2cm/日以上)
    2. ②軟弱な苗を移植した水田
    3. ③極端な浅植えの水田および植付け不良で根が露出している水田
  • 直播水稲に使用する場合は、薬害をさけるため稲の1葉期以降に使用し、稲の根が露出しているときの使用はさけてください。
  • パックに使用しているフィルムは水溶性なので、濡れた手で作業したり、降雨で破袋することのないように注意してください。
  • 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、セリ、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分注意してください。
  • 本剤散布後の田面水を他作物に灌水しないでください。
  • いぐさの栽培予定水田では本剤を使用しないでください。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないよう注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
◇安全使用上の注意
  • 本剤は水溶性フィルムで小包装化されているため、通常の使用方法ではその該当がありません。ただし、濡れた手で触らないでください。
  • 水溶性フィルム包装が破袋した場合は以下の点に注意してください。
    -眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
◇魚毒性等

水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう注意して使用してください。散布後は水管理に注意してください。空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

■ゲパードエアー粒剤の適用雑草と使用方法

◆稲発酵粗飼料(WCS)生産・給与マニュアル記載済

作物名 適用雑草 使用時期 使用量 使用方法 総使用回数#
移植水稲
  • 一年生雑草 及び
    多年生広葉雑草
移植後14日〜ノビエ4葉期
ただし、収穫60日前まで
400g/10a 湛水散布、湛水周縁散布
又は無人航空機による散布
  • 本剤:1回
  • ダイムロン剤:3回以内
    (育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内)
  • ピラクロニル剤:2回以内
  • ベンゾビシクロン剤:3回以内
  • メタゾスルフロン剤:2回以内
直播水稲
  • 一年生雑草 及び
    マツバイ
    ホタルイ
    ウリカワ
    ミズガヤツリ
    ヒルムシロ
    セリ
稲1葉期〜ノビエ4葉期
ただし、収穫60日前まで
  • 本剤:1回
  • ダイムロン剤:2回以内
  • ピラクロニル剤:2回以内
  • ベンゾビシクロン剤:3回以内
  • メタゾスルフロン剤:2回以内

#本剤及びそれぞれの有効成分を含む農薬の総使用回数の制限を示す。

ドローンによる散布法(エアー粒剤)

●圃場周辺への飛散防止と薬剤を十分拡散させるために、以下の条件を守って散布してください。

〈散布条件〉
  • 飛行高度 : 2~3m
  • 畦畔からの距離 : 10m以上
  • 風速 : 3m/秒以下
  • 水深 : 5㎝以上
〈散布幅〉
  • 30m以下(片側15mまで拡散します)

●推奨散布方法

#藻、浮草、表層剥離が発生している場合は適宜、散布幅を狭めてください

機 体散布装置飛行速度インペラ
回転数
開度
(ボリューム)
吐出時間
秒/10a
散布距離
m/10a
散布幅30×100m圃場
の飛行ルート
  • AGRAS T10
  • AGRAS T30

(※)

  • GS110(T)
  • GS440(T)
15㎞/時 600 rpm 23.6% 6.4 26.7 30m以下
(片側15m以下)
圃場中央
片道1回
(80m)
  • MG-1
  • MG-1K
  • T-20
  • T-20K
  • GS110
  • GS110K
  • GS220
  • GS220K
41% 19.2 80.0 圃場中央
1.5往復
(240m)
  • AC101
AC101 P13 55% 12.8 53.3 圃場中央
1往復
(160m)
  • AC101 connect
46%
YMR-08 GR1-10
標準ローラー
固定 100 25.9 108 圃場中央
2往復+4m
(324m)
GR1-10
ひし形ローラー
57 19.2 80 圃場中央
1.5往復
(240m)
  • ZionAC940
  • MMC940AC
  • ZionAC1500
  • MMC1500AC
ZIN700P
ZIN1400G
5.0 27.3 113.7 圃場中央
2往復+21m
(341m)

※ GS110(T)・GS440(T);開度の設定については、DJI様にご確認ください。

● 飛行ルートの例 例)30aの圃場(30×100m)を中央片道散布する場合

drone-02

薬剤は15mまで拡散しますので、幅30mの圃場であれば中央片道散布が可能です。1往復以上の飛行で散布する場合は中央散布以外でも問題はありませんので、隣接田を続けて散布する場合などは適宜散布幅を調整してご使用ください。

●散布距離と飛行速度から吐出量を調整する場合

① 吐出量を決める

1分当たり何gの薬剤を吐出させるかを以下の手順で求めます。

drone-01
② シャッター開度を調整する

①で決めた吐出量に合わせたシャッター開度に調整します。各散布装置の吐出量目安表を参考に調整してください。 なお、往復回数は少ない方が効率的ですが、各散布装置には吐出量の上限があるので、吐出目安表に希望する吐出量がなければ、往復回数を増やすことで吐出量を減らして開度を決めてください。

ゲパードエアー粒剤散布マニュアルを参照ください。

●湛水周縁散布でもご使用いただけます

風上側の畦畔2辺に撒くだけで、除草ができます(周縁散布)。

※藻類・ウキクサ等のある場所への散布は避けてください。

drone-03

■ゲパードエアー粒剤の使用上の注意事項

◇効果・薬害等の注意
  • 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエ4葉期までに時期を失しないように散布してください。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布してください。ホタルイは花茎20cmまで、ウリカワは4葉期まで、ミズガヤツリは5葉期まで、ヒルムシロは発生盛期まで、セリは再生期まで、オモダカは矢尻葉3葉期まで、クログワイ、コウキヤガラ、シズイは草丈30cmまでが本剤の散布適期です。
  • 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平化及び植付作業はていねいに行い、ワラくずなどの浮遊物はできるだけ取り除いてください。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいに行ってください。
  • 散布に当たっては、水の出入りを止めて5~6cmの湛水状態に保ってください。散布後は少なくとも3~4日間は通常の湛水状態を保ち、田面を露出させたり、水を切らしたりしないようにし、また、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。
  • 藻や浮草が多発している水田では、拡散が不十分となり、効果の劣る可能性があるので湛水周縁散布をさけ、本田内で水田全面に散布する。
  • 下記のような条件では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけてください。
    1. ①砂質土壌の水田および漏水の激しい水田(減水深2cm/日以上)
    2. ②軟弱な苗を移植した水田
    3. ③極端な浅植えの水田および植付け不良で根が露出している水田
  • 直播水稲に使用する場合は、薬害をさけるため稲の1葉期以降に使用し、稲の根が露出しているときの使用はさけてください。
  • 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、セリ、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分注意してください。
  • 本剤散布後の田面水を他作物に灌水しないでください。
  • いぐさの栽培予定水田では本剤を使用しないでください。
  • 本剤を無人航空機による散布に使用する場合は次の注意を守ってください。
    1. ①散布は散布機種の散布基準に従って実施してください。
    2. ②散布機種に適合した散布装置を使用してください。
    3. ③粒剤散布装置については、事前に薬剤の物理性に合わせてメタリング開度を調整するとともに、当該水田周辺部への飛散防止のため散布装置のインペラ(スピンナ)の回転数を低速に調整してください。
    4. ④散布薬剤の飛散によって他の作物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、ほ場の端から5m以上離れた位置からほ場内に散布してください。
    5. ⑤水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意してください。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないよう注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
◇安全使用上の注意
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。使用後は洗眼してください。
◇魚毒性等

水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意してください。散布後は水管理に注意してください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

■ゲパードの使用時期

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※直播水稲に使用する場合は、薬害をさけるため稲の2葉期以降に使用し、稲の根が露出しているときの使用はさけてください。(1キロ粒剤)
※直播水稲に使用する場合は、薬害をさけるため稲の1葉期以降に使用し、稲の根が露出しているときの使用はさけてください。(ジャンボ・エアー粒剤)

■各種雑草の散布適期

雑草名 1キロ粒剤 ジャンボ エアー粒剤
ノビエ 4葉期まで 4葉期まで 4葉期まで
コナギ 6葉期まで 6葉期まで 6葉期まで
ホタルイ 花茎10cmまで*1 花茎10cmまで*1 花茎10cmまで*1
ウリカワ 4葉期まで 4葉期まで 4葉期まで
ミズガヤツリ 5葉期まで 5葉期まで
ヘラオモダカ
ヒルムシロ 生育期まで 発生盛期まで 発生盛期まで
セリ 再生期まで 再生期まで 再生期まで
オモダカ 矢尻葉3葉期まで 矢尻葉3葉期まで 矢尻葉3葉期まで
クログワイ、コウキヤガラ 草丈30㎝まで 草丈30㎝まで 草丈30㎝まで
シズイ 草丈10㎝まで*2 草丈10㎝まで*2 草丈10㎝まで*2

*1 登録は花茎20cmまでですが、安定した効果のため10cmまでの使用をおすすめします。

*2 登録は草丈20cm(ジャンボ・エアー粒剤は30cm)までですが、安定した効果のため10cmまでの使用をおすすめします。