ライメイフロアブルについて
質問をクリックすると回答を表示します。
Q01.病原菌の何処に作用しますか?
ライメイの有効成分、アミスルブロムは植物病原菌の細胞にあるミトコンドリアの電子伝達系コンプレックスⅢのQiサイトに結合しその作用を阻害して、植物病原菌を死滅させます。
Q02.なぜ疫病・べと病に特異的に効くのですか?
ライメイの有効成分アミスルブロムは、疫病菌・べと病菌などの卵菌類のミトコンドリアにのみ特異的に作用し、他の子のう菌などには作用しません。
Q03.病原菌のどの生育ステージに効きますか?
ライメイの有効成分、アミスルブロムは植物病原菌の各生育ステージに優れた効果を示しますが、特に病原菌が作物に感染する時の遊走子のうからの遊走子の放出、遊泳、被のう胞子の発芽の阻害に優れ、その結果高い予防効果を示します。
Q04.耐雨性に優れてるのは何故ですか?
ライメイを散布すると、有効成分アミスルブロムは速やかに葉の表面を覆うクチクラ層に浸透定着し処理層を形成しますので有効成分が雨で流れ落ちる心配が少ないのです。
Q05.効果の持続期間はどの位ですか?
ライメイを散布すると、有効成分アミスルブロムはクチクラ層に安定した処理層を形成し、病気の感染発病条件の降雨があると葉表面にジワジワ溶け出ます。この性質から、散布された葉などは2週間の予防効果が期待できますが、生育旺盛な時期で病害の発生が継続するようなときは予防的に7~10日後には再散布してください。
Q06.「2次感染阻害効果」とはどんな効果ですか?
ライメイを潜伏感染期や発病初期に散布すると、有効成分アミスルブロムが病原菌の健全な胞子形成を阻害したり、葉上で水滴を介して接触した遊走子を破壊し、2次感染を阻害します。
Q07.「不測の散布ムラが生じた場合でも安定した効果」と資料に書いてありますが、どのようなことでしょうか?
散布むらのできないようにていねいに散布することが基本ですが、ライメイはべと・疫病に高い活性を示すので、低薬量でも優れた予防効果を発揮することから、万一、薬剤付着量の濃淡が生じてしまった時や、未展開葉に散布し、葉が展開していく過程で有効成分が薄まっても効果の低下が生じ難いということです。
Q08.果菜類に散布した場合の果実の汚れはどうですか?
フロアブル製剤は一般的に果実への薬剤付着による汚れが少ない剤型ですが、なかでもライメイは他のフロアブル製剤に比べ汚れが少ない製剤になっております。
Q09.有用昆虫や天敵に影響ありますか?
通常散布では、①マルハナバチ、セイヨウミツバチは翌日導入が可能です。②蚕、ミミズには影響ありません。③チリカブリダニ、ミヤコカブリダニ、ショクガタマバエ、ハモグリコマユバチ、ヒメクサカゲロウ、ウヅキコモリグモ、コレマンアブラバチへの安全性が確認されてます。④ 酵母菌、パン酵母菌への安全性が確認されてます。
Q10.他剤との混用はどうでしょうか?
石灰硫黄合剤やボルドー液などのアルカリ性農薬との混用は避けてください。他の農薬との混用事例については別表を参照してください。
Q11.公的試験の結果を教えて下さい。
2003年より、(社)日本植物防疫協会を通じて試験を行ってます。詳しくは別表を参照下さい。