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製品紹介

乾田直播水稲にお勧め。効果が長く続く除草剤。
マーシェット乳剤

  • 分類:除草剤
  • 性状:紫色澄明可乳化油状液体
  • 登録番号:農林水産省登録第 20131号
  • 人畜毒性:普通物
  • 有効成分:ブタクロール32.0%
  • 包装:5ℓ

【特長】

●乾田直播水稲にお勧めする除草剤です。
●「播種直後~稲出芽前」の雑草発生前に使用すれば、乾田時期の雑草の発生を抑えます。
●除草効果が長く続くので、その後の雑草防除が楽になります。

◆稲発酵粗飼料(WCS)生産・給与マニュアル記載済

【使用方法】

 表は横にスクロールしてご覧頂けます。

適用作物 適用雑草 使用時期 使用量又は
希釈倍数
液量 使用回数 使用方法
移植水稲  一年生雑草 植代直後(移植7日前まで)又は移植後1日~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで 300~500mL/10a - 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 原液湛水散布
移植水稲  マツバイ 植代直後(移植7日前まで)又は移植後1日~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで 300~500mL/10a - 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 原液湛水散布
移植水稲  ホタルイ 植代直後(移植7日前まで)又は移植後1日~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで 300~500mL/10a - 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 原液湛水散布
移植水稲  ヘラオモダカ 植代直後(移植7日前まで)又は移植後1日~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで 300~500mL/10a - 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 原液湛水散布
移植水稲  ミズガヤツリ 植代直後(移植7日前まで)又は移植後1日~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで 300~500mL/10a - 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 原液湛水散布
直播水稲  一年生雑草 乾田直播のは種直後~稲出芽前(雑草発生前)(入水15日前まで) 1000~1500mL/10a 通常散布50~100㍑/10a少量散布25~50㍑/10a 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 全面土壌散布
直播水稲  一年生雑草 乾田直播の入水10~2日前 500mL/10a 通常散布50~100㍑/10a少量散布25~50㍑/10a 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 全面土壌散布
直播水稲  マツバイ 乾田直播の入水10~2日前 500mL/10a 通常散布50~100㍑/10a少量散布25~50㍑/10a 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 全面土壌散布
直播水稲  ホタルイ 乾田直播の入水10~2日前 500mL/10a 通常散布50~100㍑/10a少量散布25~50㍑/10a 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 全面土壌散布

効果・薬害等の注意
●使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
●本剤は雑草の発生前から発生始期に有効なので、ノビエの1葉期または発生前までに時期を失しないように散布してください。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレがあるので、必ず適期に散布するよう注意してください。ホタルイ、ヘラオモダカは発生始期まで、ミズガヤツリは発生前が本剤の散布適期です。
●原液湛水散布で使用する場合、植代かき直後、又は代かき後まだ水がにごっている時、あるいは移植後に湛水深を3~5cmに保ち、原液のまま均一に散布してください。
●苗の植付が均一になるように代かきはていねい(均平)に行ってください。
●原液湛水散布で使用する場合、製品容器を手で左右に大きくふって行ってください。通常、一振りで左右各4mずつ計8mの巾に散布することができます。強風等で、均一な散布が困難な場合は使用しないでください。
●原液湛水散布で使用する場合、散布後は止水にし、そのまま湛水状態を保ってください。また、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。
●広葉雑草(特にコナギ)に対しては、効果が劣ることがあるので、それらの多発田では使用をさけてください。
●移植後は極端な深水や浅水にならないように水管理に注意してください。
●以下の水田では初期生育の抑制を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
①砂質土壌の水田及び漏水田(減水深2cm/日以上)。
②軟弱徒長苗を移植した水田。
③極端な浅植水田。
●移植後に散布する場合、散布後数日間著しい高温が続く場合は一時的な生育障害を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
●移植後に散布する場合、苗が水没するような深水状態では一時的な生育障害を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
●活着遅延を生じるような異常低温では、初期生育の抑制などが生じるおそれがあるので使用をさけてください。
●直播水稲に使用する場合
①乾田状態で使用してください。
②は種後に湿潤状態が続くと苗立不良のおそれがあるので使用しないでください。
③入水前処理では、本剤散布前に発生した雑草を防除しておいてください。
④薬害のおそれがあるので、は種後の覆土が極端に浅い条件で使用しないでください。
●少量散布(25~50L/10a)の場合は、専用ノズルを使用してください。
●蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
●本剤は自動車、壁などの塗装面、大理石、御影石に散布液がかかると変色するおそれがあるので、散布液がかからないよう注意してください。
●本剤の使用に当たっては、使用量・使用時期・使用方法などを誤らないように注意し、特にはじめて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

安全使用上の注意
●誤飲などのないよう注意してください。
●万一誤って飲み込んだ場合には、吐かせないで、安静にして直ちに医師の手当を受けさせてください。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には、安静にして直ちに医師の手当を受けてください。
●本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
●本剤は皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
●散布の際は、保護眼鏡、農薬用マスク、不浸透性手袋、ゴム長靴、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
●作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
●かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。

魚毒性等
水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しないでください。水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。散布後は水管理に注意してください。使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきってください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。