製品名、作物、病害虫や雑草名で検索できます。

製品紹介

稲のばか苗病、もみ枯細菌病に。種子消毒剤。
日産スポルタックスターナSE

  • 分類:殺菌剤
  • 性状:淡褐色水和性粘稠懸濁液体
  • 登録番号:農林水産省登録第 18556号
  • 人畜毒性:普通物
  • 有効成分:オキソリニック酸20.0%/プロクロラズ5.0%
  • 包装:100㎖, 500㎖

【特長】

●ばか苗病、いもち病、ごま葉枯病、もみ枯細菌病(苗腐敗症)、褐条病、苗立枯細菌病の同時防除が可能で、混用の手間がかかりません。
●本製剤は微粒化された固体原体(オキソリニック酸)と乳化された液体原体(プロクロラズ)が同時に存在する安定性に優れた製剤です。粘性の低い液体タイプなので取扱が簡単です。
●プロクロラズ(スポルタック)は優れた抗菌力でばか苗病、いもち病、ごま葉枯病に防除効果を発揮します。また、他剤耐性菌のばか苗病菌に対しても安定した優れた効果を発揮します。
●オキソリニック酸(スターナ)は、難防除病害であるもみ枯細菌病(苗腐敗症)に卓効を示すとともに、褐条病、苗立枯細菌病に対してもすぐれた効果を発揮します。

◆稲発酵粗飼料(WCS)生産・給与マニュアル記載済

【使用方法】

 表は横にスクロールしてご覧頂けます。

適用作物 適用病害虫 使用時期 使用量又は
希釈倍数
使用回数 使用方法
稲  ばか苗病 浸種前 20倍 本剤:1回 オキソリニック酸:1回 プロクロラズ:1回 10分間浸漬
稲  ごま葉枯病 浸種前 20倍 本剤:1回 オキソリニック酸:1回 プロクロラズ:1回 10分間浸漬
稲  もみ枯細菌病 浸種前 20倍 本剤:1回 オキソリニック酸:1回 プロクロラズ:1回 10分間浸漬
稲  褐条病 浸種前 20倍 本剤:1回 オキソリニック酸:1回 プロクロラズ:1回 10分間浸漬
稲  苗立枯細菌病 浸種前 20倍 本剤:1回 オキソリニック酸:1回 プロクロラズ:1回 10分間浸漬
稲  いもち病 浸種前 20倍 本剤:1回 オキソリニック酸:1回 プロクロラズ:1回 10分間浸漬
稲  ばか苗病 浸種前 200倍 本剤:1回 オキソリニック酸:1回 プロクロラズ:1回 24時間浸漬
稲  ごま葉枯病 浸種前 200倍 本剤:1回 オキソリニック酸:1回 プロクロラズ:1回 24時間浸漬
稲  もみ枯細菌病 浸種前 200倍 本剤:1回 オキソリニック酸:1回 プロクロラズ:1回 24時間浸漬
稲  褐条病 浸種前 200倍 本剤:1回 オキソリニック酸:1回 プロクロラズ:1回 24時間浸漬
稲  苗立枯細菌病 浸種前 200倍 本剤:1回 オキソリニック酸:1回 プロクロラズ:1回 24時間浸漬
稲  いもち病 浸種前 200倍 本剤:1回 オキソリニック酸:1回 プロクロラズ:1回 24時間浸漬
稲  ばか苗病 浸種前 7.5倍(乾燥種籾1kg当り希釈液30mL) 本剤:1回 オキソリニック酸:1回 プロクロラズ:1回 吹き付け処理(種子消毒機使用)又は塗沫処理
稲  ごま葉枯病 浸種前 7.5倍(乾燥種籾1kg当り希釈液30mL) 本剤:1回 オキソリニック酸:1回 プロクロラズ:1回 吹き付け処理(種子消毒機使用)又は塗沫処理
稲  もみ枯細菌病 浸種前 7.5倍(乾燥種籾1kg当り希釈液30mL) 本剤:1回 オキソリニック酸:1回 プロクロラズ:1回 吹き付け処理(種子消毒機使用)又は塗沫処理
稲  褐条病 浸種前 7.5倍(乾燥種籾1kg当り希釈液30mL) 本剤:1回 オキソリニック酸:1回 プロクロラズ:1回 吹き付け処理(種子消毒機使用)又は塗沫処理
稲  苗立枯細菌病 浸種前 7.5倍(乾燥種籾1kg当り希釈液30mL) 本剤:1回 オキソリニック酸:1回 プロクロラズ:1回 吹き付け処理(種子消毒機使用)又は塗沫処理
稲  いもち病 浸種前 7.5倍(乾燥種籾1kg当り希釈液30mL) 本剤:1回 オキソリニック酸:1回 プロクロラズ:1回 吹き付け処理(種子消毒機使用)又は塗沫処理

効果・薬害等の注意
●種子消毒は浸種前に行い、消毒後は風乾し、水洗いせずに浸種してください。
●浸漬処理の場合、籾と処理薬液の容量比は1:1以上とし、種籾はサラン網などの粗めの袋を用い、薬液処理時によく揺すって下さい。
●吹付け処理の場合は種子消毒機を使用し、均一に付着させて乾燥してください。また、塗沫処理の場合は適当な容器内で種籾をかくはんしながら、薬液を滴下するなどして、種籾に均一に付着させてください。
●本剤の処理を行った種籾を浸種する場合は次の注意事項を守ってください。
○籾と水の容量比は1:2とし、停滞水中で浸種してください。
○水の交換は原則として行わないでください。ただし、水温が高い場合など酸素不足になる恐れがある場合は静かに換水してください。
○河川、湖沼、ため池などでは浸種しないでください。
●本剤の処理により、軽度の初期生育遅延を認めることがありますが、その後回復するので通常の管理を継続してください。
●下記のような土を育苗土として用いる場合には、根上りを助長するおそれがあるので播種時に十分に潅水し、覆土を十分にして積み重ねによる出芽を行ってください。
○粒子が細かく、しかも水分含量の低い土
○根上りに関する注意事項が明記されているような人口培土。
なお、万一根上りが起きた場合には、直ちに潅水して覆土を落ち着かせ、再覆土を行ってください。
●本剤で処理した種子は食料や動物飼料として用いないでください。
●本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は病害虫防除所等指導機関の指導を受けてください。

安全使用上の注意
●誤飲などのないよう注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当てを受けさせてください。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には、直ちに医師の手当てを受けてください。
●本剤は眼に対して弱い刺激性があるので、眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗してください。
●本剤は皮膚に対して弱い刺激性があるので、皮膚に付着しないように注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
●使用の際は、農薬用マスク、不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。また薬剤に直接触れたりしないように注意し、作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。