オラクルは、「根こぶ病」の休眠胞子を眠らせたままにせず、
放出された遊走子を直接「殺菌」!
休眠胞子を眠らせたままにせず、放出された遊走子を直接「殺菌」するという、従来剤とは異なる作用性を有しています。そのため、土壌中の病原菌密度を低減、畑の土をきれいにします。
有効成分「アミスルブロム」は、根こぶ病の遊走子に直接作用します

中途半端に休眠胞子を眠らせたままにしません

アミスルブロム(実用濃度1.5ppm)は、休眠胞子発芽阻害効果が弱い。
(平成22年 日産化学生物科学研究所)無処理発芽率:23.1%
発芽した遊走子を直接たたきます

オラクルの第2次遊走子に対する阻害効果を確認。
●健全苗定植40日後の遊走子による根こぶ形成状態(平成22年 日産化学生物科学研究所)
処理量:標準薬量およびその2分の1で測定
有効成分および性状
製剤 | オラクル粉剤 | オラクル顆粒水和剤 |
農林水産省登録番号 | 第22800号 | 第22799号 |
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化学名 | アミスルブロム | |
製剤 | 3-(3-ブロモ-6-フルオロ-2-メチルインドール-1-イルスルホニル) -N,N-ジメチル-1,2,4-トリアゾール-1-スルホンアミド |
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構造式 | ![]() |
含有量 | 0.50% | 50.0% | 性状 | 類白色粉末45µm以下 | 淡褐色水和性細粒 |
安全性(製剤、一部原体)
オラクルは、人畜、水生生物に対する安全性が高く、有用昆虫、天敵等に影響が少ない薬剤です。
人畜毒性:普通物
※当WEBサイトでは「普通物」を「毒劇物に該当しない物を指していう通称」として用いています。
- ラット経口毒性:LD50 2000mg/kg以上
- ラット経皮毒性:LD50 2000mg/kg以上
- 皮膚刺激性:刺激性なし
- 眼刺激性:軽度刺激性
- 感作性:非感作性
- 変異原性(原体):Ames、小核試験、染色体異常:陰性
水生生物毒性
- コイ:LC50(96時間) 0.31mg/L
- ミジンコ:EC50(48時間) 0.19mg/L
- 藻:EC50(72時間) 13.6mg/L
(顆粒水和剤数値。粉剤はいずれも1000mg/L以上)
有用昆虫・天敵・有用微生物への影響(17.7%フロアブル)
- 1.安全性が確認された有用昆虫、土壌生物
- セイヨウミツバチ:翌日の導入が可能
- カイコガ4令起蚕(人口飼料混入、経口:原体):桑葉への500倍散布による想定最大暴露量の10倍となる10mg/50g飼料で死亡なく、発育や繭形成への影響もわずかであった
- ミミズ(土壌混入、接触:製剤):LC50 >1000 ppm
- 2.安全性が確認された天敵
- チリカブリダニ成虫 (Phytoseialas persimilis ATHIAS-HENRIOT)
- ミヤコカブリダニ成虫 (Amblyseius califonicus(McGregor))
- ショクガタマバエ2令幼虫 (Aphidoletes aphidimyza)
- ハモグリコマユバチ成虫 (Dacnusa sibirica)
- タイリクヒメハナカメムシ成虫 (Orius strigicollis)
- 3.安全性が確認された有用微生物
- イースト菌酵母(Rhodotorula mucilaginosa)
- パン酵母(Saccharomyces cerevisiae)