ラッソー乳剤の上手な使い方
【ラッソー乳剤の特長】
・畑地の一年生雑草、特に、ノビエ、メヒシバ、スズメノカタビラ、スズメノテッポウなどのイネ科雑草に高い効果を発揮します。
・一方シロザや、タデなどの広葉雑草には効果が十分でない場合があります。
・大豆、トウモロコシ、はくさい、だいこんなど、幅広い作物に使用できます。
【キャベツに使う場合の注意】
使用時期:苗を定植して、8日目までに散布してください。
使用薬量: 150-200ml/10a
注意点:散布は乾きの早い日中に行い、夕方以降の散布は避けて下さい。
【ほうれんそう、のざわな、はくさい、だいこん、かぶに使う場合の注意】
使用時期: 播種直後
使用薬量: 150ml/10a
注意点: 種子が小さい直播作物では、薬剤の影響をうけやすいので、次の点にご注意ください。
・砂質土壌では薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
・耕起・砕土はていねいに行ってください。
・播種後は覆土を十分にかけ、鎮圧を行ってください。
・播種後、薬剤散布前に十分灌水を行ってください(施設内)。
・土壌表面が乾いた状態で薬剤を散布してください。
・薬剤散布後、作物が出芽するまでは、灌水をできるだけ控えてください(施設内)。
・激しい降雨が予想される場合は、散布しないで下さい(露地)。
【こまつなに使う場合の注意】
使用時期: 播種直後
使用薬量: 50-100ml/10a
注意点: アブラナ科のなかでも、特に注意が必要な作物です。
・砂質土壌では薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
・耕起・砕土はていねいに行ってください。
・播種時の覆土は1~2cmかけ、鎮圧を行ってください。
・播種後、薬剤散布前に十分灌水を行ってください(施設内)。
・土壌表面が乾いた状態で、均一に薬剤散布してください。
・薬剤散布後の過剰な灌水は避けて下さい。特に、作物が出芽するまでは、灌水をできるだけ控えてください。(施設内)。
・激しい降雨が予想される場合は、散布しないで下さい(露地)。
【はとむぎに使う場合の注意】
使用時期: 播種後出芽前
使用薬量: 300-600ml/10a
注意点:
・砂質土壌や有機物の少ない土壌では薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
・耕起・砕土はていねいに行ってください。
・播種時の覆土は3cm以上かけ、鎮圧を行ってください。
・薬剤散布は土壌表面が乾いた状態で行ってください。
・激しい降雨が予想される場合は、散布しないで下さい。
【ソルガムに使う場合の注意】
使用時期: 播種直後(雑草発生前)
使用薬量: 300ml/10a
注意点:
・砂質土壌では薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
・耕起・砕土はていねいに行ってください。
・播種時の覆土は3cm以上かけ、鎮圧を行ってください。また、散播では使用しないでください。
・薬剤散布は土壌表面が乾いた状態で行ってください。
・激しい降雨が予想される場合は、散布しないで下さい。
・ソルガムは品種が多く、薬剤に対する品種間差もあるため、使用の際は必ず病害虫防除所などの関係機関の指導を受けて下さい。