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ニュースリリース

「オラクル粉剤・顆粒水和剤」の上市について

2010年12月6日
2010年12月6日
各位
日産化学工業株式会社
 
「オラクル粉剤・顆粒水和剤」の上市について
 
日産化学工業株式会社は、新規根こぶ病用殺菌剤「オラクル粉剤」、新規土壌病害用殺菌剤「オラクル顆粒水和剤」が2010年10月20日に農薬登録となったことを受け、粉剤は本年12月9日、顆粒水和剤は年明け1月6日より全国での販売を開始いたします。
 
 オラクル粉剤・顆粒水和剤は日産化学が発明・開発した「アミスルブロム」を有効成分とし、人畜への安全性、菌類への優れた選択性を有します。
 
 本剤は土壌中の病害防除を対象に開発され、変形菌類に属する根こぶ病や粉状そうか病、
卵菌類に属する疫病やアファノマイセスによる黒根病などの病害にも高い効果を示します。
特に根こぶ病の休眠胞子の発芽には作用せず、感染に関与する遊走子を直接阻害するため、
土壌中の菌密度を積極的に低減させます。
このため、根こぶ病をしっかり予防しながら、土壌中の菌密度を低減させることが期待され、おとり作物との併用も可能と考えられます。よって本剤はIPMプログラムに組み込むことにより、総合的な防除の一助になるものと考えております。
 
国内における販売は当社が行い、既に販売している「ばれいしょオラクル顆粒水和剤」と合わせ、
3剤合計の国内売上高として10億円以上を目指してまいります。
  
【両剤の登録内容】
 
農薬の名称
農林水産省登録
有効成分と含量
登録会社
オラクル粉剤
第22800号
アミスルブロム 0.50%
日産化学工業㈱
オラクル顆粒水和剤
第22799号
アミスルブロム 50.0%
日産化学工業㈱
 
適用病害の範囲と使用方法:オラクル粉剤
作物名
適用病害虫名
使用量
使用時期
本剤の
使用回数
使用方法
アミスルブロムを
含む農薬の
総使用回数
キャベツ
はくさい
ブロッコリー
根こぶ病
30kg/10a
定植前
1
全面土壌混和
6回以内
(土壌混和は1回以内、灌注は1回以内、散布は4回以内)
 
 
 
適用病害の範囲と使用方法:オラクル顆粒水和剤
作物名
適用
病害名
希釈倍数
使用液量
使用時期
本剤の
使用回数
使用
方法
アミスルブロムを含む農薬の総使用回数
ぶどう
べと病
5000~
10000倍
200~700L/10a
収穫14日前
まで
3回
以内
散布
3回以内
てんさい
黒根病
2000倍
200~300L/10a
収穫30日前
まで
株元
散布
4回以内
(苗床灌注は
1回以内、
株元散布は
3回以内)
100~200
ペーパーポット1冊当り1L(3L/m2)
移植前
1回
苗床
土壌
灌注
キャベツ
はくさい
ブロッコリー
根こぶ病
200~500
セル成型育苗トレイ
1箱または
ペーパーポット1冊
(30×60cm、
使用土壌
約3~4L)
当り500mL
定植前まで
灌注
6回以内
(土壌混和は
1回以内、灌注は1回
以内、散布
は4回以内)
みょうが
(花穂)
根茎腐敗病
2000倍
3L/m2
生育期
但し、収穫
3日前まで
3回
以内
土壌
灌注
3回以内
みょうが
(茎葉)
みょうが
(花穂)の収穫
3日前まで
但し、花穂を
収穫しない
場合にあって
は開花期終了
まで
いちご
疫病
2000~
3000倍
50mL/株
育苗期