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春夏秋冬レポート

おいしい効果で、収益アップ! フィガロン乳剤の、おいしい話。

2009月07月

着色促進+糖度アップで、みかんの品質を高め収益をアップさせる「フィガロン乳剤」。
その効果の秘密に迫ります。

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収益アップも期待できる薬剤、フィガロン

『フィガロン乳剤』は、みかんの生理落果を助長させる「摘果剤」としての役割に加え、生産者に大きなメリットをもたらす効果を、もう一つ有している。それが、「熟期促進効果」による収益の向上である。つまり、みかんの品質(等級)を向上させ、個々の売価を高めることによって収益を上昇させるという作用だ。
 

「熟期促進効果」の、2つの仕組み

『フィガロン乳剤』の「熟期促進効果」による収益アップ。その仕組みは「着色促進」と「糖度上昇」の二つの効果による。まず「着色促進」は果実の熟期が促進されるため早期の出荷が可能となり、その分だけ収益の向上が図れる。もう一方の「糖度上昇」も果実の糖度を高めるため、みかんの等級がアップすることによって収益の向上が望める。そのため、これら二つの作用のコンビネーションにより、収益の上昇がもたらされるのである。

収益アップは、試験でも実証

『フィガロン乳剤』を処理して収益がアップする事例は、光センサーによる試験でもすでに実証済みだ。下のグラフが示す通り、『フィガロン乳剤』の処理によって、高い等級のみかんの割合が増加したことが確認できる。また、ブランド率を基に収益を計算したシミュレーションからも、『フィガロン乳剤』を使用したものとそうでないものとでは、売上額に差異が生じており、薬剤費を差し引いた収益額がアップしていることが見てとれる。

糖度アップのメカニズム

『フィガロン乳剤』がみかんの糖度を高める仕組みを一言でいうならば、“根部の養水分吸収を抑制すること”。一般的に、植物体の各器官はオーキシンの濃度に対し下の図に見られるような反応を示す。『フィガロン乳剤』もこれと同様の働きを示し、根部に移動しオーキシン濃度を高めることで、一時的に根の生長を休ませる作用を有している。これにより、根からの養水分の吸収が抑えられ、光合成産物が果実に集積。その結果、みかんの糖度がアップするのである。

フィガロンを上手に使うための肥培管理

『フィガロン乳剤』は、一時的に根の生長を休ませる作用を有している。そのため、糖度をアップさせる時期以外、すなわち、収穫後から春にかけては適切な肥培管理を行い、根の生長促進を図ることが重要となる。
高品質なみかん作りのために、『フィガロン乳剤』を役立てていただきたい。